多言語メニューの共通用語集を作る
商品名、調理方法、量、提供方法の共通用語集をつくります。現在のレシピに合う意味を、多言語メニュー全体で統一します。
同じ商品がページごとに異なる訳になっていると、お客様は別の商品だと思うかもしれません。多言語メニューには、文法的に正しい文章だけでなく、商品、サイズ、調理方法の意味の一貫性が必要です。小さな用語集があれば、担当者が変わっても同じ基準から書き始められ、更新のたびに言葉を選び直す負担を減らせます。
繰り返し使う用語から整理する
メニューのすべての文章を用語集へ移すのではなく、まずカテゴリー名、調理法、主な材料、提供量に関する言葉を集めます。小・中・大などのサイズ名も対象になります。多くの商品で使う言葉なので、表記をそろえることがメニュー全体の分かりやすさにつながります。
各用語で何を伝えたいかも記録します。同じ単語でも、文脈によって適切な訳は変わります。特に地域特有の商品名や調理法では、原語と訳語だけの2列では不十分な場合があります。短い補足があれば、訳す人が適切な言葉を選びやすくなります。同じ名前で店舗ごとに異なるものを提供している場合は、まず原語の意味を整理してください。社内の曖昧さを、翻訳用語集だけで解消することはできません。
文脈と承認状況を記録する
表は、原語、訳語、文脈、使用する商品の例、承認状況という簡単な構成で構いません。未確定の表現には、はっきり印を付けます。そうすれば、下書きの訳が誤って全商品へ適用されることを防ぎやすくなります。用語集を編集できる人と、最終確認を行う人も決めておきます。
| 項目 | 記録する理由 |
|---|---|
| 原語 | メニューで共通して使う表現を定義するため。 |
| 訳語 | 商品間で表現を統一するため。 |
| 文脈 | 調理や提供方法について、言葉の意味を説明するため。 |
| 使用する商品の例 | 実際のメニューでの使い方を示すため。 |
| 承認状況 | 下書きと承認済みの訳を区別するため。 |
地域特有の料理名には説明を添える
料理の個性を伝えるため、名前を原語のまま残すことが適切な場合もあります。ただし、対象言語で読む人がその名前を理解できるとは限りません。主な材料、調理方法、提供内容を説明し、選びやすくしましょう。
直訳では、実際に何でできた料理なのかが伝わらないことがあります。翻訳に詳しい人と厨房責任者で一緒に読み、別の料理と受け取られる可能性がないかを確認してください。なじみのある印象を与えるために別のレシピ名を使うより、元の名前に正確な説明を添える方法を検討します。
価格や材料の違いが翻訳後も伝わるか確認する
翻訳が必要なのは商品名だけではありません。サイズ、提供量、含まれる付け合わせ、選べる提供方法も、同じ意味を伝える必要があります。ある言語では明確な選択肢の違いが別の言語で消えると、お客様が価格や内容を誤解するかもしれません。長い訳文がスマートフォンの画面にどう収まるかも確認します。
食の好みやアレルゲンに関する表現は、意味の変化を特に慎重に確認します。原文にない保証を訳文へ加えてはいけません。訳を断定的にしても、元の情報の不確かさは解消しません。まず店舗から正確な情報を得て、その同じ確認済みの情報にすべての言語を合わせます。
メニュー更新の手順に用語集を組み込む
新商品を追加するときは、毎回用語集を確認します。新しい言葉が必要なら、先に文脈を整理して承認します。既存の訳を変える場合は、同じ表現を使うほかの商品も見直してください。1か所だけ直して類似の商品を残すと、不統一は解消されません。
OrvunAIで各言語の内容を用意するときは、元となる商品の最新レシピを使います。翻訳欄が埋まっていることと、内容が確認済みであることは別です。定期的に商品を選んで言語間で照合し、接客チームが受けた質問も集めることで、用語集を保管するだけの資料にせず、日々使えるものにできます。
